おけけパワー中島の記事が結構見ていただいているので、今回もツイッターでバズった同人ワードについて。
「ミモレ丈」ってそもそもなんなの?
ファッション用語ですね。
友人の服装を紹介するくだりで使われています。
Bちゃんはコート、ドルマンスリーブのカットソーにミモレ丈のスカート、黒タイツにブーティ、ハンドバッグ。ケバすぎないばっちりメイク、薄いピンクのネイル、小ぶりでシンプルなネックレスとブレスレット。
https://anond.hatelabo.jp/20200709170615
全体としてはとても長い文章で、こちらの一文はあくまで前提の一部です。
ただ「ミモレ丈」という聞きなれない言葉に反応した方が多く、また「ミモレ丈」を知っている方が解説したりと大盛り上がり。
「ファッションに疎い」と言われている筆者がこんな言葉を思いつくだろうか? というなかなか奥深い考察をしている方もいましたね。
ドルマンスリーブ、ブーティという言葉のチョイスが古いという意見も見られて、
まあ確かに……10年前にアパレル最前線にいた自分が理解できる言葉だったので(今もアパレル系にいますが中高年向けなので若者のファッションはわからん)
ちなみにミモレ丈というのは、
ミモレ丈とは、ふくらはぎの中間あたりのスカート丈のこと。ふくらはぎの一番太い部分がカバーできるので、脚が細見えするレングスが特徴です。
https://magazine.cubki.jp/articles/70180215.html
とのことです。
画像を見ると、くるぶしから7cmくらい上の丈で足首だけ見えていて確かに私たち世代に使いやすそうな丈でした(引用元に写真あります)
もう一度言いますが「ミモレ丈」の出番はここだけです。
周囲の成長に比べて自分の子供っぽさに絶望する~女子会あるある~
32歳腐女子自分の子供っぽさに気づいて恥ずかしくなるhttps://anond.hatelabo.jp/20200709170615
元ネタはこちらのnoteです。
内容は要約すると、昔からのオタク仲間女子4人で集まったはいいが、皆の服装や落ち着き方に比べて自分はファッションも振る舞いも何も成長していない、と絶望した32歳腐女子の心情です。
自分も中学生からオタクで腐女子なのですっっっっごく共感しました。
アラサーになってから改めて青春時代を過ごした友人に会うと、その成長ぶりに驚かされます。
落ち着いた服装(ゴスロリ着てた子もイオンのテナントの服着てる)だったり、大人っぽい雰囲気とか、話題も旦那や子どもや他の同級生の結婚・出産の話。
高校の時は全員オタクの女子5人グループに属していました。
私はその中で結婚が3番目だったし、相手もなんとなくいたので焦りはありませんでしたが、いち早く結婚した1番目の子はすでにあんよが上手な子供を連れてきていて、未婚の自分から見たら「すげえ~~~」の一言でした。
妻になるということ。母になるということ。
独身の自分には未知の世界すぎて、尊敬するしか選択肢がありませんでした。
そして私が特に共感したのはココ。
服が適当なのにアクセサリーは着けられるもの全部着けてて、しかも推しキャラ二人分のイメージアクセだから色もデザインもバラバラで悪い意味で派手。うるさい。同人アクセとプチプラアクセしかないから子供のおもちゃみたいに見える。(同人アクセは本当にキャラのイメージを大事にして丁寧に作られた素晴らしい作品です。私の使い方が悪い)
服だって近所のコンビニスーパーやアウトドアを楽しむくらいならいいと思うけど今日は予めオシャレなカフェやレストランにも行くと分かっていたのにこれはいけないだろう。
つけたいものを単品でつけている。全体のコーデは考えない。考えられない。
そして一つ一つのアイテムが圧倒的に安い。つける人がつければ違うんだろうが、メイクも頑張ってないから良く見えるわけない。
そしてTPOに合わせた服装。これも苦手だ。服はたくさん持ってるけど自分の好きな楽パーカーや派手トレーナー、柄シャツばっかりだもん。
家庭の話も未婚だからできないし、オタク活動にメチャクチャ課金しているからその話を熱く語ってしまう。高校時代のテンションで。うーん、正直イタいな。
……思い当たる部分多すぎて、凹んでしまいました。
オタクを続けている主婦(友人D)目線から見た32歳腐女子Aさん
自分は正直ファッションやメイク、テンションだけでいえばかなりAさん寄りです。
でも結婚はしている。子供もいる。そのことでかなり心の安定が違うように思います。
ファッションやメイクを無理して頑張らなくても家族は離れていかない。最初からいた親とはまた違う、自分で獲得した家族。その存在自体が誇りであり拠り所なんです。
ポジショントークと取られても仕方ないかもしれませんが、逆に今の私には家族しかないので、もしこの状況で未婚だったらと思うと…焦りまくっていたでしょうね。
どこかで自分が行き遅れ(結婚の話だけに限らず見た目や精神の成長的な面で)だとわかっているけれど、現実から目を逸らして、オタ活だけに命を懸けている。
そのせいで本来服やメイクにかける金がなくなっていき、ますます女子度が下がっていく……。
わかっているんですよ。わかっています。
また自分の話になってしまいますが、私も家族のためにかなりオタ活にかけるお金を減らしました。生活費のためです。致し方ないのです。
その点でいえば、自分の好きなことにお金を賭けられる、情熱を燃やせるAさんが羨ましくはあります。
でもそれ以上にかけがえのないものが私にとっては家族で、そちらの道を自ら選んだので、正直彼女の全部が羨ましいというわけではないです。
結婚したいと思うのも子どもが欲しいと思うのも本能です。
それは人によって違います。二次元や三次元のアイドルなんかに傾ける愛情で本能を満たしてしまう女性もいると思うし、そもそもそういう本能を生まれつき持ち合わせていない方も。
人それぞれの生き方があるのでAさんを否定する権利は誰にもありません。
ただ今回話題になったnoteの筆者はAさんご本人です。
Aさんが今後の自分をもっと好きになれるように動いてくれたらいいなと思います。
結婚は正直簡単です(いや難しいけど!)ファッションやメイクの勉強をして、お金をかけて研究して、という事のほうが私にとってはよっぽど難しい。
一方結婚相手はフィーリングさえ合えば、外見がどうあろうと自分の内面を好きになって一緒にいてくれるはずです。理想論ですかね?でもそうだと思います。
婚活とか、ファッションやメイクを見直すとか、オタ活を少し抑えるとか……はたまた吹っ切っちゃってますますオタ活に精を出すのか……
一度きりの人生だもの、悔いのないように自分の好きに生きたいですね。
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